≪建築日誌  2002!!≫
7月21日 大安

打ち合わせを続けてきた≪M邸 新築工事≫が、本日契約となった。
最初に話をしてから約半年の歳月が過ぎたが、いよいよスタートとなります。
軸組木造住宅3階建、自社物件です。
7月25日 先負

ティンバーフレーム 逆井 原寸大モデルについての準備を開始した。
7月26日 仏滅

建設リサイクル法に関しての書類を集め、段取りをしなければならない。
市役所に行き一通りの説明を受けた。
面倒くさい。でも、仕方がない。超えなければならない壁だ。
届出は、解体開始一週間前でいいので幾分楽だ。
7月31日 先負

M邸の構造計算にちょっとてこずってしまっている。
確認申請は、来週初めに提出予定。
段取りのスピードは現在低速状態。
8月1日 仏滅

テインバーフレーム立ち上げに向けての第一歩がようやくはじまった。
以前の工務店で日立のチェーンソーを使ったことがあるが、やはりチェーンソーといえばスチールだ。
カナダにいたときも、やはりみんなスチールを使っていた。
あと、突きのみは、とりあえず1寸6分を用意し徐々に増やしていけばよい。
排気量48.9cc ガイドバー45cm不足はない。

8月7日 仏滅

M邸の確認申請を予定どおり役所に提出。
何事もなく許可されるだろう。
8月10日 友引

ティンバーフレームのきざみを我孫子で開始した。
7.5寸角の巨大な柱は、悠然と横たわっている。 これからじっくりと料理していく。
小断面の加工と違い、くせを見ながらの仕事は非常に時間がかかる。
8月19日 大安

以外にも早くM邸の建築許可が下りた。
あとは引越しを待つだけ。予定では23日。その後、解体、地盤調査、改良、基礎。
年末は忙しくなりそう。その前にやらなければならない仕事がたくさんあるが。
8月23日 先負

盆明け19日より本格的にティンバーのきざみに入った。
あれから一週間あまり進まない。小断面の軸組みと違い手間がかかる。
打ち合わせその他があるので常に下小屋にいるわけではないので、
余計に時間ばかり過ぎていく。

8月31日 

あまり言いたくないがティンバー材として使用している今回の樹種は、
カビにやられかなり苦しんでいる。
全部ではないが3分の1は汚染された。
特殊な薬剤を使い処理しているが効果はどれほどか?
9月2日 先勝

近場でアパートの床直しのリフォーム。
3時頃終わると思っていたが、結構てこずり結局終わったのは6時だった。
古い木造住宅の床は、たいがい直張りだか、そのかわりボンドをたっぷりつけてあるので
はがすのに予想以上に手間がかかる。

9月3日 友引

場所は違うが、前日同様の床の直し。全部ではなく部分的にだ。
ひとつ明確なのは、確かに床材はベコベコにへこんでいたが、それを支えている
根太材はまったく影響がないのである。
これは、ベニア材で造られている一般的な床材は、時間が経つとふけてくるのである。
やはり合板の接着材は長くは持たないのである。
根太材が持つのは無垢材だからであり、このような状況を数多く見ていると
木材の持つ丈夫さには改めて感心させられる。

9月5日 仏滅

本日足場架け。夜、M邸についての打ち合わせを行った。




























































9月7日 友引

昨日、今日と雨によりリフォームは延期となり、
我孫子でティンバーのきざみをやることになった。
第一ベントはほぼ終了。残り第二ベントとそのつなぎ材が残っているが
9月中にはなんとか終わるだろう。
M邸上棟前に、ティンバーを先に上棟しなければならない。
9月10日 大安

雨の為延期になっていたS邸のリフォームが、ようやく本日から出来ることに
なった。
築年数は20年程度。バルコニー下の軒天部分の縁を木で廻してあるのだが
その木部が腐りかけてきているので、その部分の交換とその他ひとすじ敷居
の交換など補修リフォームの定番である。
足場のはずしなどもあるので12日くらいまではかかる。
9月12日

塗装仕事やその他細かい追加もあったが、とりあえず本日で終了。
9月13日

夜、さいたま市のM邸へ出向き、引越し前の最終打ち合わせを
行った。 いよいよ引越しそして解体工事。
M氏及びその家族の夢をあずかる者として、建てて良かったと
言ってもらえるようにベストを尽くす。
9月19、20、21日

本日より3日間は、知り合いの大工さんの手伝いに
行くことになった。 
工期が間に合わないらしい。
場所は、東京都中野区。中野でもはずれのほうだ。
とにかく遠い現場は大変だ!!
朝早いのはもちろんだが、道路の混雑にはうんざりだ。
私は短期だったから良かったが、本人は2ヶ月もその
現場にいたので、ほんとお疲れ様ですと言いたい!!
9月24日

さいたま市 M邸の引越しが連休を通して行われ
無事終わった。
本日、現場確認および役所へ書類届け。
神社へも足を運んだ。地鎮祭のためだ。 
解体工事は予定では10月の1日から。
9月25日

「東京の木で家を造る会」の活動の為、
武蔵五日市行くこととなった。
朝早く起きなければならないのがつらいところだが、
この会は、いろいろと勉強になることが非常に多い。
大工といっても今の時代、本物の木に触れその木が住宅用材と
なるまでの過程を知っているのはほんの僅かである。
深刻な林業の現実、建材が体に及ぼす悪影響、国産材の悲惨な
状況などいろいろと考えさせられる活動内容ではある。
ただ、うんうんとうなずいているのでは、先に進まないので
今後積極的に国産材の使用を進めていきたいと思っている。
あとは、単価の問題だかここが苦しいところではある。
9月27 28日
さいたま市M邸の工事がはじまる為、近隣へご挨拶をしてきた。
近隣の皆さん、宜しくお願い致します!!
10月1日 友引

M邸、解体工事開始。終了は9日の予定。


10月4日 大安

(財)住宅保証機構の講習会の為、千葉市へ


10月9、10、11日

知り合いの大工さんの助っ人で東京は金町の現場へ
行った。3階建ての屋根は一人では大変なので
応援で行くことになった。


10月12日 先負
地盤調査。 事前調査によりすでに弱い可能性がある。
確実な調査方法として、ボーリングによる標準貫入試験を
行った。 スウェーデエン式サウンディング方式が一般的だが試験結果にばらつきがあり、不確かな部分があるので
上記を選択した。


10月15,16日

金町3階建て応援。


10月17日 

市内でリフォーム。


10月18日 友引


さいたま市M邸 地縄作業。


10月20日 大安

さいたま市 M邸 地鎮祭。
神主さん含め、全部で13人。厳かに行われた。
雨が降らないかとひやひやだったが、現場では結局一滴も降らずに式を終えることが出来た。幸運だ。


10月29日 友引

アースコラム工法による地盤改良。深度は7m、30本。
ここまでやれば十分でしょう。
3階建なので確実にやっておいた方がいいでしょう。

10月30日 先負

基礎遣り方。残土の処理に頭が痛む!!

11月1日 

昨日、製材したティンバー材(パイン)の刻み。
製材所は船橋。その場ですぐに製材してくれるので
非常に助かる!!
チェーンソーも長時間使用していると疲れてくる。

さいたま市M邸の基礎工事の遅れが気になる。 

11月6日

配筋検査合格。日程的にはギリギリだが
なんとか上棟までには間に合いそうだ。

11月11、12日 仏滅 大安

2日間かけて無事上棟。
餅投げも無事終了し、ようやく木工事となった。

上棟式は、塀串、弓矢をかざりそれなりの事を
やったつもりだ。
お寿司や施主の娘さんが作ってくれた豚汁も格別の
味だった。

12月7日

久しぶりの更新ではあるが、現場は順調に進み筋交、間柱
、金物、窓まぐさは終了。
10日にユニットバス、11日にサッシが搬入される予定である。

12月8日

柏ティンバーフレームの基礎遣り方をやった。
寒かった。とはいってもまだ12月だ。

12月24日

太陽光発電の屋根工事。はるばる埼玉県久喜市まで。
若い衆も文句言わず寒い中頑張ってくれた。

12月28日

仕事納め。新年は6日から。
     さいたま市 M邸の造作状況です。

ユニットバスは階上用で、眺めは抜群!!
補強の為、バス下に梁を入れてあります。

切りよけは雨音の防音措置として、防音ゴムを敷き詰めてあります。

ちょっと金物が多いかなという感じ。
3階建なので仕方が無いところです。

6060の出窓は、巨大です。

バルコニー防水下地は、4重貼りです。