輸入材を利用した軸組み住宅が多い中で、国産の杉を使用したこだわりのフレームです!
程よく乾燥された木材を所要寸法に製材し、刻み(加工)をするため下小屋へ運搬。第一歩の始まりです。
また、同時進行で地鎮祭を行いその後、基礎工事を開始します。
ハンドカットによる加工は、古き良き時代のクラフトマンシップを受け継ぐものであります!
写真上段は、刻み(加工)終了後の仮組み(仮あわせ)の模様です。
写真下の左3つは、柱に溝を入れているところです。
経年変化による木材の伸縮によって壁と柱の間にすき間ができてしまう事があります。
それを出来るだけ防ぐ為に、溝に外壁、あるいは内壁材を挿入することにより、柱の伸縮との追従性を高める
事を主な目的としています。
最後に塗装を施し、いよいよ現場へ向かいます。
まず現場で地組みを行い、起こしていく順番に重ね並べていきます。
このときに木栓(木の釘、ペグとも呼ぶ)を打ち込んでいきます。
絶対的な建築面積は決して大きくはないが、やる事は一緒であり ”開拓工房の建て方スタイル”は
こんな感じです!
”開拓工房のスタイル”で最後にお施主さんを囲んでスナップ写真をとり、いったん終了!
建て方終了後、すみやかに屋根工事、造作工事へと入っていきます。
今回はブレス(ほお杖)ではなく、90mm×90mmの筋交いで剛性をとっています。
2階の床は、流行の厚合板ではなく根太工法を採用し、末永く持つ様にしています。
また、今となっては根太工法は非常にクラシカルな装いを醸し出し、このあたりもまた、古き良き時代の
クラフトマンシップを思い起こさせるものであります。
根太そのものにカラフルな塗装を施すのも、また、味があっていいと思いますが、今回は無塗装です。
無塗装もまた、味があっていいものです!
1階はガレージ、2階は隠れや!としての利用なので、一般住宅の住居仕様とは感覚的に違いますが
こだわりのこのフレームは末永く使え、移築、改装、増築も容易な軸組み工法です。
経年変化により、より一層の〜いい味〜が出ることでしょう!!
FEO